
一般内科では、発熱や咳、インフルエンザ、頭痛、胸痛、腹痛、下痢、嘔吐、熱中症などの急な体調不良から、高血圧や脂質異常症、痛風、糖尿病などの生活習慣病まで、内科領域の疾患全般に幅広く対応いたします。
患者さんの症状を踏まえたうえで診察・検査を行い、必要に応じて専門の診療科をご紹介いたします。
一般的な内科疾患
- かぜ症候群
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
- 肺炎
- アレルギー性鼻炎(花粉症・ダニ・ハウスダスト)
- 生活習慣病(高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病)
インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器の感染症です。非常に感染力が強く、毎年冬になると大きな流行を引き起こします。
潜伏期間
感染してから発症するまでの期間は1〜4日程度で、急速に症状が出るのが特徴です。
症状が出てから12〜48時間以内に受診・検査するのが最も適切です。
主な症状
- 急な高熱(38℃以上)
- 筋肉痛・関節痛
- 頭痛
- 強い全身のだるさ(倦怠感)
- 鼻水・鼻づまり
- のどの痛み
- 咳、たん など
※「普通のかぜ」と比べて全身症状が強いのが特徴です。
治療方法
-
抗インフルエンザ薬(内服・吸入・点滴)発症から48時間以内に開始することで効果的です。
症状の持続を1日程度短縮できるとされており、ウイルスの排出量を減らして周囲への感染を防ぐ効果もあります。
肺炎

肺炎とは、細菌やウイルスなどの病原体が肺に感染し、炎症を起こす病気です。
日本では、2022年時点で死因の第5位にあたる重い感染症で、特に65歳以上の高齢者に多くみられます。
肺炎の種類
| 市中肺炎(一般的な肺炎) | 普段どおりの生活を送っている人に発症します。 最も多い原因菌:肺炎球菌 |
|---|---|
| 非定型肺炎(マイコプラズマ肺炎など) | 比較的若い人に多い。たんが少ないのに咳が長引く、聴診で異常が分かりにくいなどの特徴があります。 |
主な症状
- 発熱
- 咳、たん
- 息苦しさ
- 胸の痛み
- 体のだるさ
※非定型肺炎では「たんが少ないのにしつこい咳」が特徴的です。
治療方法
原因となる病原体を推定して、抗菌薬(抗生物質)を使用します。
体力の低下や基礎疾患のある方は入院治療が必要になる場合もあります。
当院の取り組み
当院では胸部レントゲン・血液検査による診断、原因菌に応じた抗菌薬の処方が可能です。肺炎球菌ワクチン接種のご相談も随時承っております。
「咳が長引く」「発熱が続く」「息苦しい」などの症状がある方は、お早めにご相談ください。
生活習慣病
高血圧

高血圧とは、血管にかかる圧力(血圧)が慢性的に高い状態をいいます。
脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管病の最大の危険因子とされており、がんと並ぶ死亡原因にもなっています(2023年人口動態統計)。
高血圧の基準値
| 測定場所 | 高血圧とされる数値 |
|---|---|
| 診察室血圧 | 140 / 90 mmHg 以上 |
| 家庭血圧 | 135 / 85 mmHg 以上 |
高血圧のリスク
高血圧を放置すると、次のような合併症を引き起こす恐れがあります。
- 脳卒中(脳出血・脳梗塞)
- 心不全・心筋梗塞
- 腎機能障害(慢性腎臓病)
- 大動脈瘤・解離性大動脈瘤
- 認知症
治療方法
| 生活習慣の改善 |
生活習慣の見直しは、最初の治療としてすべての高血圧の方に推奨されます。 改善内容:食事改善、適正体重の維持、適度な有酸素運動、節酒・禁煙など |
|---|---|
| 薬物療法 |
生活習慣の改善だけで目標血圧に届かない場合や、合併症リスクが高い方にはお薬による治療が行われます。 代表的な薬剤:
※患者さんの年齢・体質・合併症の有無に応じて適切に組み合わせて使用します。 |
脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態を指します。自覚症状がないまま進行し、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こす重大なリスク因子となります。
脂質異常症の種類と基準値
| 種類 | 脂質異常とされる数値 |
|---|---|
| LDLコレステロール(悪玉) | 140mg/dL以上 |
| 中性脂肪 | 150mg/dL以上 |
| HDLコレステロール(善玉) | 40mg/dL未満 |
治療方法
脂質異常症の治療は、まず生活習慣の改善から始まります。
- 食事療法
-
控えたいもの:
飽和脂肪酸(脂身の多い肉、バター、乳製品、菓子類、揚げ物など)積極的にとりたいもの:
不飽和脂肪酸(魚、植物油)、野菜、海藻、豆類、きのこ
※節酒・糖質制限も中性脂肪対策には重要です。
※その他の対策(生活習慣の改善)
- 適正体重の維持(BMI 25未満が目標)
- 有酸素運動(例:ウォーキングを1日30分以上)
- 禁煙
- ストレス対策
- 薬による治療
-
生活習慣の見直しで十分な改善が得られない場合は、薬物治療が必要になります。脂質の異常タイプに応じて、以下のような薬が使われます。
薬剤の種類:
スタチン系、フィブラート系、エゼチミブ、EPA製剤、PCSK9阻害薬
糖尿病

私たちの血液の中には、つねに糖が存在しています。からだにとって大切な栄養素である糖を全身に運ぶためです。糖尿病とは、血液中の糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。エネルギー源である糖を体内で適切に利用するために重要なホルモン「インスリン」の分泌量が減ったり、効きにくくなったりすることで発症します。
糖尿病の原因
| 環境因子(生活習慣) |
高脂肪食、肥満、運動不足、ストレス、加齢 など これらの要因によってインスリンの効きが悪くなり発症します。 |
|---|---|
| 遺伝素因 | 生まれ持ってインスリン分泌量が少なく発症します。ご家族に糖尿病の方がいらっしゃる場合に発症しやすいのはこちらの素因になります。 |
| その他の糖尿病 |
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主な症状
初期には自覚症状がないことも多く、健康診断で見つかることもあります。
- のどの渇き
- 尿の回数が多い
- 体重減少
- 疲れやすい
- 視力低下
- 意識障害(重症の場合)
治療方法
| 食事療法 | 総カロリーのコントロール(年齢・体格に応じて) 食物繊維や低GI食品の摂取 よく噛んでゆっくり食べる |
|---|---|
| 運動療法 | 週150分以上の中等度有酸素運動 筋トレも週2〜3回組み合わせると効果的 |
| 薬物療法 | 食事・運動療法で改善しない場合、血糖降下薬を使用 ※病状によりインスリン療法も検討されます。 |